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ピアノデュオって?
ピアノデュオ という言葉を 聞いたことのない方も いらっしゃいますか?
ピアノを二人で演奏するから ピアノデュオ。
1台のピアノを二人で演奏する 「連弾」 と 2台のピアノを同時に演奏する 「2台ピアノ」 があります。
「連弾」 は みなさん良くご存知だと思います。
ピアノの先生と連弾 発表会でお友達と連弾 など 演奏する機会も聴く機会も多くありますね。
モーツァルトも お姉さんと 連弾を楽しんでいた様子。
ヨハン・ネポムク・デッラ・クローチェによって描かれた あの有名な モーツァルトの家族の油絵のなかで
モーツァルトは 姉ナンネルと 連弾しています。
「2台ピアノ」 の演奏は まだ聴かれたことのない方も いらっしゃるかもしれません。
最近は 演奏される機会も増えてきましたが もっと多くの方に 聴いていただきたいし
まだ多くの作品が演奏される機会を待っています。
<ピアノデュオは コミュニケーション>
ピアノデュオの演奏は ふたりの対話です。
喜びや悲しみなど を お互いに表現しあう 音での対話です。
相手の音楽に 耳を傾け それに応えます。
また 個性をいかしながら 主張もし お互いを高め合います。
競演とも言えるでしょう。
そして お互いを尊重しながら 心をひとつにして 音楽を作り上げる。
ひとつの音楽へ ふたりの音楽の融合です。
ピアノデュオは 人間的なコミュニケーション ですね。
だから 楽しいのだと思います。
ふたりで創る 音楽の表現の可能性は 2倍以上! 無限に広がります。
<ピアノデュオは やさしい?>
ピアノデュオは ふたりで弾くのだから ソロピアノよりも簡単だと思われる方が多いと思います。
特に連弾は 単純に鍵盤の数を分担するわけだから 易しそうにみえますね。
でも 意外に 難しいのです。
ふたりでひとつの音楽を作るためには、
音楽をより深く理解している必要があると思います。
相手の音楽 絶えず動いている音楽の流れを 理解する能力や
感受性 柔軟性 瞬時に対応できるリズム感やテクニックなどが要求されるでしょう。
ピアノデュオの演奏は 単に音を合わせるのではなく
ふたりの音楽を どう合わせるかということが大切!
ひとりひとりが どんなに素晴らしいピアニストでも 異なった音楽観のまま デュオを演奏したら
演奏するのも 聴くのも とても苦痛ですよね。
ピアノデュオでどんな素晴らしい演奏ができるか 追及し続けていきたいと 思っております。
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